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MODX WEB制作のメモ

MODXのいろいろな用語・呼び方

MODXを使用し始めるとよく出てくる用語・呼び方について、迷ったときに参照してみてください。

こんにちは、ミールです。

いろいろなCMSを使用していると、それぞれのCMSで様々な名称に出会うことがあります。
例えば、単一のページひとつ取っても、「投稿」「固定ページ」「記事」「ウェブページ」「リソース」・・・
統一してくれー!と思わなくもないです。最初はそもそも用語になれるのに時間がかかります。

改めて、整理していきましょう。

1.基本の用語

リソース

いわゆる、1つのページです。
MODXでは、ブログのような「記事」「投稿」という概念はありません。単一ページであってもブログ記事であってもニュースであってもリソースです。

管理画面では、リソース1つ1つを開いて、書き込んだり設定したりします。

リソースのそれぞれの項目は、「リソース変数」で呼び出すことができます。
例:本文なら[*content*]、ページタイトルなら[*pagetitle*]

コンテナ

「ディレクトリ」「フォルダ」「親ページ」です。
配下にページを持つリソース(0でもコンテナ扱いにできますが)は、「コンテナ」になります。
サブリソース(子供のページ)を追加すると、自動でコンテナに変更されます。
管理画面上ではフォルダのアイコンの変更されるので、わかりやすいですね。

ウェブリンク

リソースの種類の1つですが、リンクを1つのリソースとして登録する仕組みです。
リソースの設定画面で「ウェブリンク」を選択すると、本文の入力エリアがなくなります。
で、リンクURLの入力画面が表示されます。
そこにリンクしたいリソースIDやURLを入力して使用します。

何に使うの?という気がするかもしれませんが、例えばPDFファイルにダイレクトにアクセスさせたい場合や、他に同じ内容のページが存在していて、自動でナビゲーションが作られるようなテンプレートでナビゲーション内にそのページへのリンクを追加したい場合なんかに便利です。

リソースツリー

管理画面でのページ一覧の表示方法で、MODXの特徴の1つです。
WordPressやMovableTypeなどでは、管理画面では投稿順・更新順で一覧ががーっと表示されて、そこからカテゴリ・作成者などで絞り込んで該当ページを探すイメージです。
MODXでは、管理画面の左側にリソースがツリー状に表示されており、ディレクトリ構造をたどっていくことでページを探すことができます。
イメージ的にはWindowsのフォルダ構造が表示されているようなものですね。
ブログのようなものを主にしているページでは使いづらいかもしれませんが、コーポレートサイトのようなディレクトリ構造がきっちり作られた構成であれば、断然探しやすいです。

2.テンプレートやパーツの用語

テンプレート

「テンプレート」自体はよく耳にするワードです。
いわゆる、ページ全体のデザインルールです。
MODXでは、WordpressやMovableTypeのように「テーマ」を適用し、テンプレートが設定される作りではありません。
テンプレートをいくつでも作成することができ、自由にページに適用できます。

逆に言うと元々の選択肢からデザイン選ぶわけではないので、自分でテンプレートを作る必要があります。

テンプレートの作成は、PHPの知識がなくてもできるのが便利なところです。

チャンク

テンプレートや、リソース内で使えるhtmlのパーツです。
ページの共通部分をパーツ化して、好きなところで使うことができます。
例えば、ヘッダーやフッター、ローカルナビゲーションなどなど。。
作成したチャンクは{{チャンク名}}というMODX独自のタグで呼び出します。

便利なところは、テンプレートやリソースで使用できるのはもちろん、チャンク内でチャンクを呼び出すこともできますし、リソース変数を記載してページごとに違う内容を表示させることもできます。

スニペット

PHPのパーツです。
例えばリソースの一覧を出力するプログラムや、アクセス時間に合わせて表示内容を変更するなど、基本的なPHPのプログラムはもちろん、プラグイン(DittoやAjaxSearch)もあるので、PHPが苦手な方でも簡単な機能は実装ができます。
作ったスニペットは[[スニペット名]][!スニペット名!]で呼び出せます。※!のほうはキャッシュしない

まずは、よく使われる用語をご紹介しました。
もちろん、公式サイトでも説明はあるのですが、かみ砕くと・・・!と時々悩むので、参考になれば幸いです。