前回までで、インストーラに従ってインストールまで終わりました。
最後、CMS側の設定を確認していきましょう!
MODXにログイン
インストール時に設定した「ログイン名」「パスワード」でログインします。
ログインすると、自動で初期設定のために「グローバル設定」画面に遷移します。
CMSの初期設定
決まっているところはどんどん入力していきましょう。
1.サイト
- 公開ステータス
「公開」のままで問題ありません。 - サイト名
決まっていますよね?入力しましょう。後で、titleタグなんかに使用できます。 - サイトの説明
任意ですが、例えばmeta descriptionで、入力あるページはページ固有の、入力ない場合はこの「サイトの説明」を表示する、というような使い方ができます。 - サイトのURL
入力しなくてもいいらしいですが、入力しておきましょう。 - ベースURL
通常はルート「/」です。下層ディレクトリにMODXをインストールしている場合は、「/folder/」のように入力しましょう。 - システムエンコード
UTF-8しか選択できないようになっています。変えるとなると厄介です。 - XHTML形式のURL
「はい」のままでよいかと。 - サイトスタート
デフォルトはトップページの「1」です。リニューアルと化する場合に変えるときもありますが、基本そのままで。 - エラーページ
404エラーのページを作成したら、そのリソースIDに変えましょう。デフォルトは「1」になっています。 - メンテナンス中ページ
メンテナンスモードのときに表示するページを指定できます。
作ったときはここに設定しましょう。 - メンテナンス中メッセージ
メンテナンスモードのページを指定していない場合はこのメッセージが表示されます。 - デフォルトテンプレート
新規リソースを作成するときのテンプレートのデフォルト設定です。
複数ユーザが操作するときやテンプレートが増えてきたときは便利です。 - テンプレート自動設定
「シブリング」がおすすめです。ディレクトリ(コンテナ)内でページを作ると、兄弟ページのテンプレートが当たります。
設定した後も、ページ個々でテンプレートは選択できます。 - キャッシュ設定
とりあえず「標準モード」で。 - ログイン時のキャッシュ
「無効」のままで。 - デバイスごとのキャッシュ
「無効」のままで。 - 旧式のキャッシュ機構
「無効」でよいでしょう。 - 条件付きGET
特殊なページでなければ無効でよいでしょう。 - キャッシュデフォルト
「はい」 - 公開デフォルト
新規ページ作成時、公開ステータスが「公開」がデフォルトになります。自身で管理できるページだけなら「はい」で、いろんな人が触るなら「いいえ」がおすすめです。 - 検索可能デフォルト
ページごとに検索対象にするか設定できますが、「はい」にしておくと、新規ページは検索対象状態で作成されます。
もちろん、ページごとに変更可能です。 - メニューオーダー自動増分
管理画面上の表示順であり、後々表示に使用できる「メニューオーダー」の値が、ページ追加ごとに勝手に増えるように設定します。 - リソースIDの自動増分
こだわりがなければデータベース側で処理する、でよいと思います。 - カスタムコンテントタイプ
とりあえずデフォルトで。 - サーバーオフセットタイム
サーバの時間と実際の時刻や表示したい時刻がずれているときは設定します。 - サーバータイプ
httpかhttpsか選択します。 - アクセスログを記録
これもデフォルトで。
2.フレンドリーURL
各ページのURLの記述ルールをここで設定します。
MODXでは各リソースごとに固有idが振り分けられており、そのidをベースにエイリアスを生成します。
が、ほとんどの場合は固有のエイリアスをつけることが多いと思います。
- フレンドリーURLを使用
「はい」にします。 - プレフィックス
記述すると、記述した内容+idのページが生成されます。
そうしたくないときは空白です。 - サフィックス
「.html」が多いと思います。空白だと、何もつかないページができたはず。なくても大丈夫です。 - ディレクトリ表現
「はい」のままでいいと思います。「いいえ」にしたらどうなるかしたことないです。 - 個別の拡張子表現
「はい」でOKです。例えば、MODX上で「.json」のようなエイリアスを入力すると、そっちが有効になります。 - エイリアスを使用
「はい」が基本です。任意のエイリアスが有効になります。 - エイリアスパスを使用
これも「はい」が基本です。 - 重複エイリアスを許可
「いいえ」にしておきましょう。そうすると、重複リソースを作ろうとすると警告出してくれます。 - エイリアス自動生成
いつも使っているのは「numbering in each folder」です。エイリアスを入力しないでページを作ったときに、同じディレクトリ(フォルダ)内の他のページの数値をベースに番号を振ってくれます。
3.セキュリティ
初期は変えなくて大丈夫です。必要に応じて設定していきましょう。
4.管理画面の設定
- 管理画面のテーマ
特に変えません。 - 追加のコード
管理画面のhead内でstyleを変えたいとか、jsを読み込ませたいとかはここに書くらしいです。カスタマイズしようとする場合以外は使わないでしょう。 - 管理画面の言語
日本語版をインストールしているので、日本語か英語か選べます。 - 下書き機能
「有効」にすると、公開中のリソースでも、「下書き」として一時保存しながら編集することができます。 - ツリーペインの初期状態
お好みで。ページ量多い場合は閉じたほうがいいかも。 - 管理画面のメニュー構成
表示メニューを変更できます。
管理権限のあるユーザでなければ、そもそも使用できる機能しかメニューには表示されないので、あまり変更する必要はないでしょう。 - コンテナ内の表示数
各コンテナ内のリソース数がこの数字を超えると、省略表示になります。
コンテナをクリックすると、一覧が見えるので、ツリーがごちゃごちゃしないようにという配慮です。 - リソースツリークリック時の動作
お好みで。 - アクティブなタブを記憶する
これもお好みで。 - リソースツリーのノード名
ツリー上に表記する名称を変更できます。デフォルトはpagetitleですが、例えばブログなんかになると、タイトルめっちゃ長くて探しづらいなんてことあります。その場合は、他の値を選ぶことで、すっきりさせます。
pagetitleとmenutitleを使い分けるのがわかりやすいでしょう。 - トップ 表示件数
現在のMODXで使用してない機能らしいです。これも表示しなければいいのに。 - デートピッカーオフセット
カレンダーで日付を選ぶときに、遡れる年数を設定できるそうです。手入力する場合は気にしなくていいです。 - 日時の書式
日本人的にはなじみやすいのは「YYYY/mm/dd」でしょうね。
ここから下は、TinyMCEの設定が主ですが、初期は設定しないのでまた別途触れたいと思います。
5.ファイル管理の設定
ここも項目が多いので、主だったところだけ。
- アップロード可能な文書ファイル / アップロード可能な画像ファイル / アップロード可能なメディア / アップロード可能なフラッシュ
MODX上からアップできるファイルの拡張子を指定できます。
セキュリティポリシー等に則って、余分なものは消しておいてもいいでしょう。 - アップロードサイズの上限
MODX上からアップロードできるファイル容量を制限できます。サーバ容量枯渇しないように気を付けましょう。 - ファイルブラウザディレクトリの物理パス / ファイルブラウザディレクトリの相対パス
デフォルトは、MODX上にファイルをアップすると「content」配下にアップロードされます。(画像はcontent/images/、pdfなんかはcontent/files)
変えることもできるので、気に食わなければ変えましょう。
更新する
設定内容でグローバル設定が更新されます。
ここまでできれば、MODXを使い始められます。